Hymn to a Blue Hour

みなさんこんにちわ。定期演奏会までついにあと1カ月を切りました!!
なので今日からは少しずつ宣伝していかなきゃね!と言ってもいつも新曲ばかりで、もちろん今年の新曲もりだくさんなので困ってしまいます(^_^;)

というわけで今日から少しずつ演奏する曲について少しずつお伝えしていければいいなと思っています。

今日はジョン・マッキ―作曲の“Hymn to a Blue Hour”です。
ドゥ・ノールではおなじみにジョン・マッキ―。過去に“Strange Humors”、“Kingfishers catch fire〜翡翠〜”、“Sasparilla”と演奏しています(HPのプログラム一覧を見てね!)。他に有名な曲はレッドライン・タンゴですね!最近ではコンクールの全国大会でおかやま山陽高校さん、光ヶ丘女子高校さん、出雲吹奏楽団さんが翡翠(かわせみ)を演奏し、ブームになりつつあります。

そんなジョン・マッキ―さんですが、“Hymn to a Blue Hour”を作った経緯についてブログでこんなことを語っています。
複数の人にこんなことを言われた。
「あなたの音楽はすべてテンポが速くて音が大きい作品だ。他の人もそうだが、あなたのものは特にそうだ。」
「ゆっくりとしたきれいな曲を作るべきだ。」
私は確かに速くて音の大きな曲が好きで、そのような作品を作ってきた。しかしゆったりとした曲を作ることに真摯に取り組んだらどうなるだろう?

一度でも彼の作品を聞いたことがあるならわかるかもしれませんが、確かにテンポが速くて派手な曲がすごく多く、それが魅力でもあります。翡翠なんかが特にそうです。
“Hymn to a Blue Hour”ができる以前にこのような経緯から作った曲が“Aurora Awakes”、トロンボーンコンチェルト“Hervest”、ソプラノサックスコンチェルト
、“Turning”だそうです。しかし、“Aurora Awakes”は打楽器がスピード感のあるリズムを作っているし、2つのコンチェルトはその楽器の名手がいないと演奏できないし、“Turning”は特殊楽器が必要で演奏しにくいと語っています。
そこで演奏しやすいゆったりとした曲として作曲したのが“Hymn to a Blue Hour”だそうです。

また、この曲は今までにない試みをしたそうです。ジョン・マッキ―さんは楽器があまり弾けないそうです(びっくり!)。そこでいつもはPCと向き合って打ち込みで音楽を作曲していたのですが、“Hymn to a Blue Hour”は初めてピアノを使って作曲したそうです。だからより一層美しい曲になったのかもしれません。

最後に題名にはブログによると次のような意味があるそうです。
“Hymn”は讃美歌や聖歌という意味を表し、文字どうり讃美歌のようなメロディーが表われる。
“Blue Hour”は(日の出前・日没後の)たそがれ(時), 薄明,薄暮という意味を表している。

確かに曲の雰囲気どうりな気がしました。
個人的には大好きな曲なのでぜひ皆さんに聞いてほしいと思っています。
マッキーさんのブログはこちら
http://ostimusic.com/blog/hymn-to-a-blue-hour/

っていうか長くなってしまいましたが最後に宣伝。
ウィンドアンサンブル ドゥ・ノール
第21回定期演奏会
2011年5月14日
札幌コンサートホールKitara 大ホール
17:00 (Open)
18:30 (Start)

プレコンサート(17:15から)
・課題曲?「ライヴリー アヴェニュー」
・課題曲?「シャコンヌS」
・課題曲?「南風のマーチ

本プログラム(18:00から)
吹奏楽のための「典礼風序曲」 (野田暉行)
・Hymn to a Blue Hour (J. マッキー)
・The Speed of Heat (J. ジルー)
ナポリの休日 (P. スパーク)
・Graceful Ghost Rag (W. ボルコム)
・Five to Go (J. ブロック)
・Promising Skies (R. W. スミス)