The Speed of Heat

みなさんこんにちは。2世団員のじゅにあです。
今日は1部最後の曲、ジルー作曲の“The Speed of Heat”について紹介したいと思います。

近年有名になってきているジルーですが、最近はジルーの作品を集めたCDも出ているようです。
http://www.wind-brass.com/shop/wind/w01286.html
ドゥ・ノールでは第12回定期演奏会で“To Walk With Wings/翼とともに”を演奏しています。といってもそのころ自分はまだ子供だったのでぜんぜん覚えてませんが笑

今回演奏する“The Speed of Heat”は2010年秋にアメリカ空軍アカデミーバンドのために作られた作品です。ジルーのホームページからこの曲の解説を見ると戦闘機の画像が大きくのっています。F-22戦闘機パイロットの冒険を描写した作品だそうです。
http://juliegiroux.www2.50megs.com/speedofheat.html

曲はいくつかの部分に分かれていて、それぞれに戦闘機パイロットの間で使われる用語(slang)の名称が付けられています。
“The F-22 RAPTOR”
戦闘機のパイロット。
“Fangs Out”
空中戦でパイロットが熱くなる。
Lets Dance”
ターゲットを見つけ、追撃する
“Padlocked”&“Beaded Up”
敵機を視界に納め、心配または興奮する。
“Heater Shpanked”& Flash backs
Heaterは熱探知ミサイルを表し、Shpankedは激戦で打ち負かされる音を表す。Flash backsは走馬灯。
“N.F.O.D.”&“Punch Out”
N.F.O.D.=No Fear of Death。死の恐怖がない状態からの脱出。
Back in a “Zoombag”
九死に一生を得たパイロットは再び戦闘機の中に戻る。
“The Speed of Heat”
とても速く周りがゆがんで見える状態。私たちはどれくらい速く行けるだろうか。
Sound Barrier
金管楽器音の壁を作り、木管楽器パイロットを描写する。
“GAP”
計器がすべて振り切れる。


だそうです。全体的に速いテンポの中で変拍子が盛りだくさんな、かっこいい曲です。
しかし土曜日に楽譜が届いたばかりなのでまだ変拍子に四苦八苦してます(汗)。本番までに戦闘機パイロットのスピードに追いつけるのでしょうか!?


ウィンドアンサンブル ドゥ・ノール

第21回定期演奏会

2011年5月14日

札幌コンサートホールKitara 大ホール

17:00 (Open)

18:30 (Start)

プレコンサート(17:15から)

・「陽はまた昇る」

・課題曲「ライヴリー アヴェニュー」

・課題曲「シャコンヌS」

・課題曲「南風のマーチ

本プログラム(18:00から)

吹奏楽のための「典礼風序曲」 (野田暉行)

・Hymn to a Blue Hour (J. マッキー)

・The Speed of Heat (J. ジルー)

ナポリの休日 (P. スパーク)

・Graceful Ghost Rag (W. ボルコム)

・Five to Go (J. ブロック)

・Promising Skies (R. W. スミス)