”駅メロ”ってなーんだ

こんばんは。ゆりおです。

皆さん、"駅メロ"って、ご存知ですか??

駅メロディー、略して駅メロ。
駅のホームで、列車の接近や発車を音楽で知らせるものです。
ご当地駅メロディーとも呼ばれます。

駅の所在地にゆかりのある曲が使われることが多く、
その土地出身の歌手の歌
そこを本拠地とするスポーツチームの応援歌
近辺が発祥の地とされる民謡
などなど、調べてみると色々な意図や歴史が垣間見えて、面白いのです。

ちなみに私は兵庫県宝塚市出身なのですが、
阪急電鉄宝塚駅では「すみれの花咲く頃」「鉄腕アトム」が使われています。

すみれの花咲く頃」は、宝塚歌劇団の代表的な曲の一つ。
2014年に初公演から100周年を迎えたことをきっかけに、採用されました。

鉄腕アトム」は、漫画家・手塚治虫の代表作ですね。
手塚治虫は幼少期を宝塚市で過ごしており、今でも市内には手塚治虫記念館があります。

実は、「鉄腕アトム」を駅メロとして使っている駅は他にもあるのです!

まずはJR山手線・高田馬場駅
アニメーション会社「手塚プロダクション」の事務所があることから、この曲が使われています。
2003年から発車メロディーを採用しており、駅メロブームの火付け役と言われています。

そしてJR武蔵野線新座駅
ここには「手塚プロダクション」の制作スタジオがあります。
2003年4月7日には、主人公・アトムが新座市民として住民登録されたそうですよ。

同じ曲でも、色々なアレンジがあって面白いですねー!
新座駅西船橋方面、ゆるくていいですな。

                                      • -

さて、数多ある駅メロですが、今回のふぁみコンで注目するのは…
JR函館本線大沼公園駅の特急列車発着メロディー。

千の風になって」ですね。
特急発着時の約10分間、ホームに流れ続けます。
訳詞・作曲した作家の新井満は、七飯町大沼の別荘でこの曲を作ったそうです。

"訳詩"とはどういうことかと言いますと…
千の風になって」は、アメリカ発祥の詩『Do not stand at my grave and weep』を日本語訳したものなのです。
Mary Frye(メアリー・フライ)という主婦が原詩の作者と言われていますが、真偽は定かではありません。

原詩はパブリックドメインとなっていますので、ここで紹介して、本日はおしまいです。

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am in a thousand winds that blow,
I am the softly falling snow.
I am the gentle showers of rain,
I am the fields of ripening grain.
I am in the morning hush,
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight,
I am the starshine of the night.
I am in the flowers that bloom,
I am in a quiet room.
I am in the birds that sing,
I am in each lovely thing.
Do not stand at my grave and cry,
I am not there. I do not die.

(現存している詩には様々な形がありますが、上記がMary Fryeのオリジナル・バージョンとされています)
参考→http://www.businessballs.com/donotstandatmygraveandweep.htm

====================

【第13回ふぁみり〜コンサート】
日時:2016年1月11日(月・祝)13:00開場13:30開演
場所:札幌市生涯学習センター「ちえりあ」
  (市営地下鉄東西線 宮の沢駅直結)
料金:無料

※前回までは整理券を配布していましたが、今年は不要です!

指揮:
水澤大地(ヤマハ株式会社講師)
森孝雄(サクソフォン奏者としてSJO他で活躍中)

曲目:
津軽海峡冬景色
函館の女
スターウォーズ・サガ
ほか

恒例の、指揮者体験もやりますよ〜
====================